光の女神伝説

□Turnー6
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「いでよ!"青眼の白龍"(3000/2500)!!」
「そんな…!あれはやっぱり兄サマのデッキ!?」

「どういうこと?」
「…そうか、お前は知らないのか…"青眼の白龍"は…兄サマのデッキにしか入っていない…だから」
「…!彼のデッキにしか?」


――チガウ…ワガアルジハ…セト…――


「!!…今の声は…」


 ひかるは召喚された"青眼の白龍"に目を向けた。

(まさか…ブルーアイズの…声?だとしたら…)


「滅びのバースト・ストリーム!!」
「!!」

 攻撃宣言に、彼女は我に返った。


「遊戯…」
「くっ…(ダメだ…もう勝ち目はないのか…?)」
「ハハハ…貴様の敗北を、海馬もあの世で喜んでいるぞ!」
「兄サマは死んでなんかいない!死んでなんかいねーよ!!遊戯!お前俺に言ったじゃねーか!兄サマは戻ってくるってよ…俺は信じて…その言葉を信じて、ずーっと兄サマを待っているんだぞ!!」
(モクバ…わかったぜ、オレは信じる、海馬は必ず生きていると…オレは負けない!!)

「"マジカルシルクハット"!!"ブラック・マジシャン"(2500/2100)とこのカードのコンボだ!」
「フン、シルクハットのどれかに"ブラック・マジシャン"が隠れているというわけか…」
「さぁ撃てよ…バースト・ストリームを撃って来い!ただし確率は1/4だけどな…」
「…」
「どうした?お前が本当に復讐心にかられた亡霊なら、オレを本気で葬り去る気なら、撃ってみろ!!」


 闇遊戯の挑発に、海馬はシルクハットに攻撃を仕掛けた…しかしそこには"ブラック・マジシャン"の姿は無く、空振りに終わった。


 
 その後闇遊戯はシルクハットに罠カードを仕込みターンを終了、海馬のターン、再びシルクハットに攻撃を仕掛ける。
 しかし攻撃をしたシルクハットには先ほど彼が仕込んだ罠カードが入っていた、"六亡星の呪縛"…相手モンスターの攻撃を封じ、攻撃力を700ポイント下げるカードだ。

 "青眼の白龍"の攻撃力は2300へと下がり、闇遊戯は"ブラック・マジシャン"で攻撃を仕掛けた。
 
 喜んだのもつかの間、2枚目の"青眼の白龍"が現れ、"ブラック・マジシャン"は破壊されてしまう…。







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