光の女神伝説
□Turnー8
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案内された部屋のベットへひかるは思い切り倒れこんだ。
「…動きにくくて疲れる…」
《もしかしてその為?》
「何が?」
《ペガサスがひかるにそんなカッコさせた理由、動きにくければおとなしくしてるとおもったんじゃない?》
「ああ…なるほどね、ま…確かに動きにくい」
《でも、ペガサスにとってはあなたの行動が予想外だった》
「こんなんで足止めされてもね…まぁ、呼んだ理由を聞かない事には帰れないけど」
《そうね…》
ふわりとシャインはベットの端に腰かけ、外を眺めた。
「ねぇシャイン」
《ん…?》
「千年アイテム、無事に7つ集まるかな…」
《ん〜…『千年杖、千年パズル、千年リング、千年秤、千年錠、千年眼』…あと1つ》
「うん…」
《大丈夫じゃない?千年アイテムは引き合うのでしょ?》
「そうなんだけど…何か…大切な何かを忘れているような気がして…」
《大切な何か?》
「うん…」
不安げに呟くひかるの傍に、シャインはそっと寄り添った。
「シャイン…?」
《大丈夫…わたしがいる…》
「…うん、そうだよね…ありがとう」
「ペガサスの城にひかるが!?」
「さよう、ペガサス様より伝言だ、『招待客ゆえ先におもてなしをしている』とな」
「何がおもてなしだ!!」
「…どうとるかはオヌシ達の勝手よ…行くがいい」
迷宮兄弟とのタッグ・デュエルを制し、決勝進出を勝ち取った遊戯と城乃内は、今ひかるがどうしているのかを聞き、戸惑っていた。
「…とにかく行くしかないな…」
「あぁ…」
彼らはペガサスの城を目指し、歩を進めた。
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