光の女神伝説

□Turnー8
4ページ/7ページ




 案内された部屋のベットへひかるは思い切り倒れこんだ。


「…動きにくくて疲れる…」
《もしかしてその為?》
「何が?」
《ペガサスがひかるにそんなカッコさせた理由、動きにくければおとなしくしてるとおもったんじゃない?》
「ああ…なるほどね、ま…確かに動きにくい」
《でも、ペガサスにとってはあなたの行動が予想外だった》
「こんなんで足止めされてもね…まぁ、呼んだ理由を聞かない事には帰れないけど」
《そうね…》

 ふわりとシャインはベットの端に腰かけ、外を眺めた。



「ねぇシャイン」
《ん…?》
「千年アイテム、無事に7つ集まるかな…」
《ん〜…『千年杖、千年パズル、千年リング、千年秤、千年錠、千年眼』…あと1つ》
「うん…」
《大丈夫じゃない?千年アイテムは引き合うのでしょ?》
「そうなんだけど…何か…大切な何かを忘れているような気がして…」
《大切な何か?》
「うん…」

 不安げに呟くひかるの傍に、シャインはそっと寄り添った。

「シャイン…?」
《大丈夫…わたしがいる…》
「…うん、そうだよね…ありがとう」




















「ペガサスの城にひかるが!?」
「さよう、ペガサス様より伝言だ、『招待客ゆえ先におもてなしをしている』とな」
「何がおもてなしだ!!」
「…どうとるかはオヌシ達の勝手よ…行くがいい」



 迷宮兄弟とのタッグ・デュエルを制し、決勝進出を勝ち取った遊戯と城乃内は、今ひかるがどうしているのかを聞き、戸惑っていた。


「…とにかく行くしかないな…」
「あぁ…」


 彼らはペガサスの城を目指し、歩を進めた。





次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ