光の女神伝説
□Turn-2
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「ボクのターンだね、ドロー!ボクは"岩石の巨兵"(1300/2000)を召喚!バトルだ!!」
遊戯の攻撃宣言に合わせひかるは裏にしてあるカードを表に返す。
「"エンジェル魔女"(800/1000)か、守備力は1000だから撃破だ」
カードを墓地ゾーンへ移すひかる、遊戯は伏せカードを1枚魔法&罠ゾーンへ置きターンを終了した。
「わたしのターン、ん〜と…モンスター守備表示!1枚カードを伏せて終了!」
「ボクのターン!」
〜数ターン後〜
「シャインを召喚!特殊能力で攻撃力は3000!!バトル!」
「くっ…"グレムリン"(1300/1400)が…」
遊戯LP1100
ひかるLP900
「ターン・エンド」
「…ボクのターン、よし!!"ブラック・マジシャン"(2500/2100)を召喚!」
「うわっ!出た!!遊戯の十八番!!」
「"ブラック・マジシャン"…」
ひかるはじっと彼の場に置かれた"ブラック・マジシャン"のカードを見つめた。
「そして装備魔法"魔術の呪文書"を発動!攻撃力は3200にアップ!」
「!!」
「"ブラック・マジシャン"で"シャイン・マジシャン・ガール"へ攻撃だ!」
「っっ!!シャインが…負け、た」
「LPは200マイナスだね、ボクはターン終了」
遊戯がエンド宣言をすると、ひかるは場に出ていたシャインのカードを手に取る。
しかし、墓地へカードを置かず自身の胸元へと当てデッキに手を伸ばす。
「?…神風さん?」
ひかるはデッキの上に手のひらを被せた。
「!サレンダー…」
サレンダーとは、降参の意…デッキに手を被せることでそれを示す。
「お、おい…まだLPは…」
「LPが残ってても、シャインがやられたらおしまい…この子は絶対墓地へは置けないの…シャインがバトルで負けたらわたしの負け」
「神風さん…そんなに大切な…カードなんだ」
「…うん、命と同じくらい、大切な…相棒だから」
「そうなんだ」
「…でも、次は負けないよ?遊戯君!」
笑う彼女につられ遊戯も笑みを浮かべた。
「うん、ボクだって負けないよ!次もねっ!!」
お互い場に出ているカードをまとめ片付けていく、と同時に昼の終わりを告げる予鈴が鳴り響いた。
「…じゃあ、また帰りね!!」
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