光の女神伝説
□Turn-3
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「はぁ〜なんだか疲れたな」
家へと着いたひかるは自室へ向かいベットへ倒れ込む。
「まさか力を使う事になるなんて…でも、邪魔はさせない」
寝返りをうち天井を仰ぐ。
「……必ず、護る、今度こそ」
「………ん〜…!あ、やばっ…寝ちゃったんだ」
日が落ち、暗くなった室内でひかるは慌てて身を起こす。
私服へ着替えカーテンを閉めるとパタパタとリビングへと駆けていく。
テーブルに置いたチラシなどをざっと確認し持ち上げた。
パサッ…
「ん?手紙…?」
チラシの束から落ちたであろう手紙を拾い上げた。
「…これは」
手紙を開封し中を読む。
『神風 ひかる
あなたを我が王国へご招待致します。
同封のカードをお持ちになって是非おいで下さい。
千年眼の所持者より』
「!!これは……千年眼の所持者って…どうして、わたしを知っているの?」
ひかるは封筒の中を見て入っていたカードを取り出す。
「…"王国への招待状"、一週間後童実野埠頭へ…か、それに"乗船許可書"…」
(なんのつもりで…でも、行くしかない…ファラオの記憶のピースを持つのならば…)
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