光の女神伝説

□Turn-3
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〜放課後〜



「これで千年アイテムは4つか」

 屋上に向かいながらひかるは呟き出入口のドアノブへ手をかける。

ガチャリ…


「!遊戯君…」

 屋上を出てすぐ目の前のフェンス越しに景色を見ていた遊戯がいた。


「…今日はみんなと帰らないの?」

 近寄りながら声をかける。

「!」

 遊戯は声に驚いたのか勢いよく振り返った。

─ドクンッ─


「……ぁ…」


―トクン―


―トクン―


―トクン―


 胸の鼓動が激しくなる…ひかるは千年杖を無意識に握り締めた。



「…お前は」
「あ…」


「…ひかる、だったな」
「え、うん…」

 彼はひかるを上から下まで眺めた。



「…どこかで会ったこと、ないか?」

「えっ?」

「あ、いや…なんでもない…じゃあな…」

 ひかるの横を彼は通り過ぎる。


「……待って」
「?」

 ひかるは振り返り彼を真っ直ぐ見つめる。

「……あるよ」
「!そうか…そのうち、思い出すかもな…」

 口元を吊り上げ笑う彼にひかるもおもいっきり笑顔を見せた。

「っ///!!じゃ、じゃあな…」

 少し頬を赤らめながら彼は出入口に消えた。



END


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