光の女神伝説

□Turn-4
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「うっしゃ!絶対に勝ち上がるぜ!」

 気合の入った城之内、遊戯達は笑ってそれをみていたがひかるは一人俯いていた。


「…どうしたの?ひかるちゃん」
「え…!あ、その…さっきちょっとペガサスと目が合って…」
「ペガサスと?じゃあ…」
「うん…中に入れてもらえるかもしれない…でも…なんだか一人じゃちょっと…」
「……なら、ボク達と一緒にいこうよ!今すぐじゃなくて大丈夫なら…だけど」

 少し遠慮気味に遊戯は言う。

「遊戯君…そんなにすぐにって…わけでもないけど…」
「なら…ねっ?」

 にこりと笑う遊戯の顔を見てひかるの表情も明るくなる。

「…そうだね、気になるのは確かだけど…焦らなくても…正直色々考えちゃって頭こんがらがっててさ…」
「そういうことならオレらも早く行こーぜ?一時間後なんだろ、デュエル開始は」
「うん、じゃあ行こう!」

 城から離れ、ひかる達は島の景色等を見ながら開始時刻になるのをまった。




─デュエル・開始─


 森へとやってくると昨晩遊戯のカードを海に投げ捨てた羽蛾が現れ遊戯を森の奥へと誘う。
 遊戯が後を追い掛けひかる達も虫が飛び交う森へと足を踏み入れた。
 森を抜け広くなった地帯に出た所で羽蛾が遊戯にデュエルを申し込む。
 千年パズルが眩しく輝き、遊戯の表情が一変、闇遊戯へと姿を変える。

(…そうか、パズルの力で人格交代を…)

 千年杖の握り締めじっと闇遊戯の後ろ姿を見つめていた…



"闘いの幕上がる時、王、目覚める…"


(記憶無き今もあなたは『闘う王』なのね…ファラオ…ううん、今は"遊戯")

END


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