光の女神伝説

□Turn-5
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 遊戯達は少年を追い掛け、小船が停泊しているところへとたどり着く。


「おーい、君!君からスターチップを盗んだ奴はどんな奴だったの?」
「え…顔は見えなかったよ…ハンカチで隠していたから…いきなりそいつにデュエルを申し込まれて…」
「さっきの草原のデュエルリングだね」
「ああ…デッキとスターチップを置いたらいきなり奪ってどこかへ消えちゃったんだ!」


 犯人について聞いた遊戯は船の出航を待つように頼み、犯人探しへと向かった。

 現場へ犯人は戻ると遊戯は言い、みんなでデュエルリング付近で待つ事に…。
















「見つけたぜ!遊戯!!」

 草原に座り込んだ途端、草むらから帽子とハンカチで顔を隠した少年が飛び出してきた。


「コイツが例のガキじゃないのか?」
「ぶっ飛ばす!!」
「ダメよいきなり…」


 今にもつかみ掛かりそうな城之内を杏子が止める、と、遊戯が前へ出た。



「待って、この子の目的はどうやらボクらしいよ」
「え…!?」
「ボクとデュエルがしたいのかい?」

 彼が尋ねると、少年は頷いた。



 二人はデュエルリングへと移動する。




 千年パズルが光を放ち、闇遊戯が現れた。



(…ファラオ)

 ひかるはひそかに千年杖を握りしめた。



「スターチップはいくつ賭けるつもりだ」

 闇遊戯の問いに少年は、手を広げて前に出す、"5"と。

「いいだろう、オレのスターチップ全てを賭けよう」


 少年はポケットからスターチップを取り出した。




(やっぱり…コイツの正体は…)
「あの子…デュエルグローブを着けていない…」
「ってことは…間違いねぇ、あいつが犯人だ」
「遊戯の奴…時間もねーのになんでドロボーのデュエルなんか受けたんだ?」
「ひょっとして、遊戯はあの子の正体に気付いているのかも…」



「「デュエル!!」」








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