おお振りBL小説
□茜色の約束(前編)
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ここのところずっと体調がすぐれない…
学校で気分が悪くなって最近では倒れることもよくある…
病院に行ったが、疲れが溜まっていると診断され、休養するよう言われた。
部活はやりたかったけど、医者にそう言われたので、モモカンに事情を話し部活にも当分の間は参加しないことになった。
そしてオレは今日も部活に出られないため、自分の部屋で横になってた。
プルルルル♪
「メールかぁ…」
相手は…オレの恋人である水谷であった。
"栄口、体調大丈夫かぁ?"
水谷からの心配メール…
でも、オレは恋人からのメールが来ても何とも思わなかった。まるで心がなくなったかのように嬉しいなどという感情が溢れなかった。
水谷は毎日、小まめにメールをしてきてくれてる。
でも、最近はそのメールも返さずにいる時があった。
こんなに心配してくれてるのに…嬉しいっていうよりウザいって感じてしまう…
ホントにオレって水谷のコト好きなのかなぁ…?