おお振りBL小説
□心一つあるがままに
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「じゃあ…夜ご飯食べようか?」
「うん。」
オレらは台所へと向かった。
あいにく今日は家族全員が親戚の家に行ってるため、ご飯は作り置きされていた。
「今日はシチューみたいだなぁ!」
「オレ、シチューとカレー大好き!」
なんか、三橋とか田島みたいだなぁ…
こんな沖も可愛い!
沖の意外な一面を見られてオレは微笑んでいた。
出来上がってるシチューを温めて、皿に盛って、テーブルに並べ、沖と向かい合わせに椅子に座り…
「「うまそー」」
「「いっただきまーす!」」
やっぱシチューは美味しいなぁ!
美味しいんだけど…
オレは食べてる間も今夜のコトが頭から離れない…
「……ひろ?にーしーひーろー?」
「うひぇ?」
突然呼ばれて変な声が出てしまった。
「どうかしたぁ?なんか、さっきからボーッとしてるよ?」
「あっ、何でもないんだ!大丈夫だよ。」
それからもずっとそのコトを考え続けていた。
こうしてご飯の時間が終わり、オレは沖にお風呂に入るように促した。