□冬休みの過ごし方
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「で、鎌足と張はどうすんの?」

「私?私は親族で集まってなんかまた会議とかじゃないの?私の進路とか」

「大変だな」


安慈は可哀相にと鎌足の頭をなでる。

自慢だったセミロングの髪は今は短髪。

何処からどう見ても男だった。


「悠久山先輩。私をお嫁に貰ってくださいよ。」

「いや・・・遠慮する。」

「そんなぁ」

「で。お前はどうすんだ、箒」

「いや、真実さん箒はないやろ箒は。わいはなぁ・・・風紀委員で年末年始町内会周りや。」

「仕事かよ。それじゃ、蝙也と同じだな。」


バイトだといって終業式終わり次第に飛ぶように帰った友を思い出して真実は笑った。

張は笑い事じゃないねんでと『風紀委員年末年始の仕事表』を手に半泣きだった。






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