□冬休みの過ごし方
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方冶はあーだーこーだと予定を言い合う仲間を見てため息を付いた。

そんな彼はごく一般的に家で紅白を見てから除夜の鐘を聞きながらそばをすする予定だった。


「そうだ、安慈。お前の予定は?」

「今日から山篭りの合宿だが?」

「え?柔道部全員で、ですか?」

「そのつもりだが?」


宗次郎はそうなんだと改めて柔道部に入らなくってもよかったと思ったのだった。

安慈の柔道部冬の合宿は年々とグレードアップしているような気がした。


「ってか、先輩たち進路は?」

「「「・・・・・」」」

「ま、いいじゃねぇか。進路なんてなるようになるんだよ」

「考えてなかったんですね」


バカだと思ってたけどバカだった。





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