短
□殺意
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「…すみません。道に迷ってしまいマシタ。」
「何処に行きたいんですか?」
「……何処か忘れマシタ」
もちろん、嘘だ。
迷う事などあるわけがないし、目的地まであと少しだった。
早く行けばいいのに。
何故こんな女が気になったんだ。
こいつは利用するだけの女なんだ。
「え?忘れたんですか?」
「……貴女の幸せそうな顔を見たら忘れてしまいマシタ。」
「///!!」
図星を指されたのは顔を真っ赤にした女を見ていたら
無償に切り刻みたくなった
どうでもいいから幸せズラしたこの女を殺したくなった。
「すみませんデシタ。では、」
「え?えぇ〜」
このままいたら、女を殺しかねかなった。
きっと、目の前にすると殺せないと思うけど。
スタスタと女の前から去って行った。
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