短
□名前
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「あぁボス」
と外印さん。
「何か楽しそうな話してマスネ。」
「座右名考えてたんですよ。」
と乙和が言えば、
「へー」
と別に興味なさ気な返事をする縁。
上からは忘れられていた八ッ目の声。
「"体力馬鹿"の番神と"自意識過剰"の乙和。……"根暗"の鯨波まで決まってるんだ。」
「だから、根暗はボスだろ!!」
「……」
なんでそこまで縁根暗説を押すのか、番神は叫んだ。
「僕も考えていいデスカ?」
「どうぞ……」
爽やか笑顔の縁。
しかし、その足は横にいた外印の小指を踏んでいた。
「〜!!!」
「え〜と、"口紅微妙"の乙和でイイんじゃないデスカ!?」
「…この色そんなに微妙だったのか……気に入っていたのに。」
思った以上にダメージが大きかったらしい。
乙和は俯いて泣き出した。
「"図体デカイだけじゃん"の鯨波」
「本音か!本音なのか!」
たまらずツッコミを入れる鯨波。
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