暁の玉

□第一章
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世界はいつからか雨が
全く降らなくなり
干上がり、砂漠化していた。


俺が住む村でも同様。
しかし、産まれてから一度も
雨は見たことがないから
あまり実感はない。


毎年、雨乞いの儀式を行っていてその時は成人していない子供は
村の外で儀式が終わるのを
待っていないといけない。


その儀式が明日と迫って
大人たちは準備で慌ただしかった。




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