暁の玉
□第一章
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「え?」
声の聞こえた方を見ると
金色の髪の少女が立ち上がって
琥珀の瞳を見開いて
呪文を唱えだした。
「みんなが……」
村の方を見ると
明らかに何かが起きているようでもう駄目だと悟った。
その時、もう一度轟音が鳴り響く。
『こっちに……』
少女に手を引かれる。
次の瞬間、周りに薄い膜が見えた。
キラがしがみつく。
「何が起きてるの?怖いよアスラン……」
「大丈夫だ。俺がいるだろ?」
しかし、俺も不安だった。
何が起きてるのかなんて分からない。
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