冬空に咲く花

□第一章
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ヘリオポリスに住んでいる、
ある華族のその周りの人々のお話。


僕は小さい頃から、
アスランという幼馴染みと母とアスランのお爺さんと名乗る男性と4人暮らし。


いつも昼になると近くの川へ
アスランと二人で遊びに行く。


アスランは同じ年なのに
大人っぽくて、足も早い。


「キラ、家まで競争だ!」

僕は一生懸命アスランを追いかけて走ってたら、
急に足を止めたアスランにぶつかった。

「びっくりした。アスランどうしたの?」


「いや、あれ」


とアスランが指を差した。
僕の家の前に見知らぬ少女が
金色の髪を風になびかせ立っていた……。




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