夢にむかって
□第1章
1ページ/28ページ
13才の頃に遡る。
私は今日、
お父様の公務でコペルニクスに来ている。
「カガリは今日は留守番だ」
「はい。わかりました。」
留守番していて、
ふと付けたTVに映った
綺麗な深藍色の髪の少年に
目が釘づけになった。
このチャンネルはローカルらしく
中体連の映像だった。
走り高飛びをしているその少年は
まるで空を飛んでいるかのように綺麗だった。
その少年の名はアスラン・ザラ。
年令はなんと私と同じだった。
オーブに帰ってからも
私は雑誌を取り寄せて
追いかけ続けた。
そして15才、高校生になった……。
.