Affectionate Song

□最終章
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再び、私はベッドの上で目覚めた。


何故神様は私をアスランの元へ
連れていってくれないのだろう………


ぼーっとしてたら、
すごい音を立ててキラとラクスがやってきた。


パチンッ


いきなりキラに頬をぶたれ
びっくりしていると


「そんなことしてアスランが喜ぶと思う?バカな事考える力があるなら、もっと違う事考えればいいじゃない!」

「まあまあ、しかしカガリさん。アスランは貴方が死ぬまで貴方の心の中では生き続ける事が出来るのです。生きているという事には意味があるのです。それをまずは探してみてはいかがですか?」


ラクスが語り終わる頃には
みんなが病室に集まってくれていて、
私はこんなに支えられて生きているんだと思った。


「……アスランがくれた命、私はアスランと一緒に見た夢を叶えたい……」


その一言に辿り着くまで
とても長かった。


気付けば
今まで一滴も流れなかった涙が
溢れだしていた。



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