幻水 ティアクライス小説

ロベルトと!
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ロベルトとロウが出かけている時。
ロウが突然ロベルトを呼び止めた。

「なーロベルトー。」
「ん?何だよロウ。どうしたんだ?」
「腹いっぱい。」

「・・・・よかったな?」

その返事が不服なのか、ロウがむっとする

「腹いっぱいだなー!!」

「何だよ!?」

ロベルトには分けがわからない。
それにようやく気付いたのか、ロウがはっとして言った

「・・・あべこべごっこ。」

「・・・・は?」

「腹いっぱいは、腹へったって事なんだよ!」

ロベルトは呆れながら言った。

「お前なぁ・・・。」

「何も食わないー?」

無理やりすぎるだろ。

「ったく・・・めんどくせーな。」

どうやら腹が減っているらしい。

(そろそろ、どこかで飯でも食うか・・・。)

そう思って店を探して歩く。

ロベルトが適当な店を探しながら
ロウは何も考えずに後ろについて歩いた。

とある定食屋の前で立ち止まる。

「んー、どうすっかなー。」
「ん?ここにすんのか?」

「いや、あっちの中華にするか・・・?うーん。」

ぶつぶつ言いながら、先へ進むロベルト。

ロウが、ふとその定食屋の窓を見ると、
そこには見知った顔があった。

(あれ、ディアドラじゃねーか。)

先に進むロベルトをよそに、ロウは定食屋に入る。
ロベルトは気付いていなかった。

「いらっしゃいませー。」

中で座っているディアドラの前の椅子に、
ちょこん、と座る。

「・・・・あら。ロウ・・・?」

「いよー。偶然だな。」

びっくりしているディアドラをよそに
ロウはメニューを読み出した

「うーん、煮込みハンバーグ・・・。
 ぺっかるステーキ・・・。」

「・・・・貴方、一人で来たの?」

「ん? いや、ロベルトと。」

(ロベルト?見当たらないわね・・・。)

少し考えて。

(迷子・・・・?)

「うーん。」

まだロウは悩んでいる。

(どうしたらいいのかしら・・・。)

悩んでいるディアドラがふと窓の外を見ると。

慌ててロウを探すロベルトの姿が見えた。

「・・・・・。」

目が合う。

ロベルトはそのまま、中にいるロウを発見したようだった。

「あ、ロベルトだ。 おそいぞー。 はやくー。」

(・・・・。ロベルトも可哀想に。)


そんなこんなで。

「お・ま・え・は・なーーーー!!」

勝手にどっかにいっちまったから心配しただろうがー!!!

と。

店の中なので少し控えめに怒るロベルト。

「ははー。悪ぃ。」

特に反省の色が見えないロウ。

すでに注文は終えていた。

「で、ディアドラは何でここに?」

ロベルトが素朴な疑問を聞く。

「えぇ、別世界のマリカをちょっと案内していた所よ。
 私ならトビラをすぐだせるから。」

もうそろそろ買い物にいったマリカ?が戻ってくる頃だと言った。

「なるほどな。俺達はこれから仕事。」

「そう。仲がよろしい事で。」

(ロウと二人で来るなんて、ね。)

「ん?何だよディアドラ・・・。何笑ってんだ?」

そんなことを言ってる間に、料理が運ばれてくる

「よし、いただきまーす!」

「お、結構美味そうだな。」

ディアドラはそんな二人を眺めながらコーヒーを飲んでいた。

「ん。まずい!」

「「え!?」」

ディアドラとロベルトの声がぴったり揃う。

「あべこべごっこな。」

「あ、あぁ・・・あべこべ・・・ね。」

「・・・・美味しい、って事ね・・・。びっくりした。」

慌てる二人をよそに。

「うーん。まずい!」

(嬉しそうにそんな事を叫ぶんじゃありません!!!)




しばらくして。

「あれ?ロウじゃない。どしたの?」

マリカ?が戻ってきた。

それを見て、ロウが言う

「マリカはブス!」

「なにぃ!?」

一瞬本気で怒ったマリカ?を
説明をしてなだめるのが一苦労だった。




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よつばと!は面白すぎると思う。
ちょっと浮かんだので書いてみた。

本当は絵のほうがわかりやすいし、
文字にすると変になるんですがね・・・。
ロウが幼すぎですね。すいません。

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