ペルソナ小説

□林間学校。それも青春。
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(主視点)
「ったく、今日は最悪な日だったぜ・・・・。」
「まったくだ。」
「ぐがー」

完二はもう寝ている・・・
「くそ、完二のやろー・・・あぁ、腹減りすぎて寝れねぇ〜・・・」
「俺も・・・。」

お菓子とかもってくればよかった。

「気合で寝てやる・・・・。」
そういって陽介は目を閉じた。
「羊が一匹 羊が二匹 羊が三匹・・・」
(古・・・っ)

そんな必死な陽介の横顔をじっと見つめていると
唐突に眠気がやってきた。

なんでこんなに安心できるんだ。俺って単純・・・。
「zzzz」




(陽介に切り替え)




「くそう、藤堂も寝たか・・・・・。羊が46匹・・・羊が」
(このくそ狭い中動かないで寝るってつれぇ〜〜・・・・)



朝・・・・
「はっ・・・もう朝か・・・やっと朝か・・・!!」
結局あまり寝れなかった。
「はぁ・・・。でもこれで朝メシが・・・」
起き上がろうとしたとき、足に何か絡まっている・・・というか
抱き疲れているような感じがして、隣を見ると。
「んなっ・・・・」
足があった。
藤堂だ。
「ちょ、お前なんで逆!?意味わかんねぇ・・・」
そのまま顔をしたに向けてみる。
「・・・・・何やってんだ・・・こいつは・・・・」
藤堂が俺の脚に抱きついていた。
まだ寝ている。
少し目を覚ましかけているのか、もぞもぞしている。
いや、頼むから動かないでくれ・・・・っ・・

「おいー。藤堂ー。しゃれにならないぞー。起きろー。」
足をちょっと動かすと、藤堂の目が開いた。
「・・・・あれ・・・。」
「起きたかー。いい加減離してくれー・・・頼むから・・・。」
「・・・・・・・っ!!!!」
目が覚めたようだ。
「お前・・・・なんて寝相してんだ・・・」
「悪い・・・。いやぁ・・・。すまん。」
「ま、まあ女子じゃなくてよかったな・・・!」
(あと完二じゃなくてよかった。)
「OTL」
藤堂はかなり落ち込んでいる。
いやまぁ、俺だって落ち込むわ。つーか。
「悪い、俺ちょっとトイレ・・・・」
「あぁ、いってらー・・・」
こそこそとテントを脱け出す。
・・・・
気づかれたかなぁ・・・・(汗


(主視点)
はぁ、全く。何してんだ俺。
よりによって陽介の脚に抱きつくとは・・・
っていうか何でいつのまにか逆になってるんだろう・・・
この狭いテントで。
不思議すぎる・・・・。




藤堂は全く気づいていないようだ!

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