(^o^)

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「コーチ…ですか…?」


目の前にいる響木さんから
とんでもなく恐ろしい言葉が出てきた

これから始まるFFIに出る
イナズマジャパンのコーチに
ならないか、というお誘いを受けた



「あぁ、駄目か?」


ラーメンをすすりながら
少し考えてみる
……いや駄目というか無理だ


「私そんなコーチなんてやったことないし…
そんな実力もないし…
ほら!まだ高校生だし…
…駄目というより
その…無理かなぁ…って、」


そんな渋る私をみて
響さんがとどめの一言


「イナズマジャパンの久遠監督とも
話し合った結果だ、実力は問題ない。
しかも名字、お前が
勉強が云々という性格でもあるまい」


「うっ…」


「決まりだな、久遠監督にも伝えておく」



もはやお誘いを受けた、
と言うよりも強制に近い

でもまぁ、小中とやっていた
サッカーにまた関われるのは
大変嬉しいことなのだが


「わかりました、力になれるかは
分かりませんが、頑張ってみます…!」


「まぁ、そんなに堅くなるな」


がちがちな私を見て響木さんが微笑む
…だってコーチ…って大丈夫だろうか…!
私よりイナズマジャパンに
選ばれる子の方が絶対上手いよね…!
わぁあ本当に緊張してきたお腹いたい…!



「あの、もう代表メンバーは決まってるんですか?」


「まだだ。明日代表の選抜を行う予定だからお前もこい。
あとこれが選手のデータだ明日までに目を通しておけ、いいな?」



私の予定も関係なしに
またまた強制的に決められた
本当に響木さんは私に有無を
言わせてくれない、


そんなことを考えながら
もらった資料ペラペラ


「(皆すっごい個性的…!)」



「どうした、気になる奴でもいたか?」


「いや、皆すっごい個性的だなぁって…」



ふふふ、と笑う響木さんを置いといて
雷門中の選手が多いなぁ、
なんて思いながら資料に
目を通していく



「やってけそうか?」


「わかんないですけどまぁ頑張ります」





自信はないが
とにかく頑張ってみようと思った
1日でした!



(今の中学生は個性的なんだ!)


120101

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