(^o^)

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「各選手のデータには目を通したか」


「軽く通しました」

「そうか、…」

「…」


「……」


……会話がないぃぃ…!
確かに今日初めて会った人と
世間話とかそんなのは無理だろうけど
や、これはまずいぞ、
どどどうしよう…!、
なんて思っていると
久遠監督も気まずかったのだろうか
久遠監督が話をふってくれた



「名字はたしか小中とサッカーをやっていたな」


「あ、はい…!知っていただけているなんて光栄です…!」


「高校ではやっていないらしいが…やらないのか」


「あぁ……やろうと思ったんですけど、その」



いたいところを突かれたなあ、
なんて思いながらぽつりと
あの事について話し始めた



「…やろうと思ってたんですけど中学のときは。でも中学最後の試合のとき足痛めてて、だけど皆とできる最後の試合だから出たんです試合。…終わってから病院行ったんですけどもうサッカー続けるには難しいらしくて、いつか歩けなくなる日が来てもいいなら、そう言われちゃって…、」




って朝からすいませんこんな暗い話、
と謝れば久遠監督は私をじっと見つめた




「(なな、何かやらかした…!)」


「……すまない、こんなことを聞いてしまって」


少しの沈黙の後に
そう久遠監督が呟くのと同時に
頭に暖かい温もりを感じた


「(……あああ頭撫でられて…る…!)」



私が1人あたふたしていると
久遠監督はふと笑って
行くぞ、と言って校舎の方に歩いて行く



「あ、はい!」



そう言って私は久遠監督の後を追った







(ついお父さんと言いたくなったのは秘密!)




120101

キャラ一人も出せず…!

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