サイクル
□サイクル3
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「!!…ハァ…ハァ…」
夢かぁ…
全身が汗でびしょ濡れになっていた。
身体に風を送り込むように服をパタパタする。
…あれ?
これ僕の服じゃない!!
慌ててまわりを見ると、まったく知らない空間にいた。
白を基調としたシリーズ物の家具は上品な雰囲気を醸し出していた。天井には立派なシャンデリアがある。
ふと、昨日の事を思い出す。
そうか…僕は組織を…
でも確かその後に変な科学者に…
「お目覚めですか?」
今まさしく考えていた人の声がして振り返ると…
特徴的な髪型に、片目だけ赤のオッドアイ。それを覆うようにつけてあるメガネに、白衣を着た男がいた。
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